こんにちは。
東心斎橋整骨院・はりきゅう院副院長の黒岩です。
本日のテーマは後縦靭帯骨化症です。
・後縦靭帯骨化症とは
人の背骨は頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個とありますが、
骨と骨は『靭帯』で補強されています。
その背骨を支える靭帯の一つで
背骨の中を走る【後縦靭帯】が分厚くなり
骨の様に固くなってしまい
徐々に背骨の中を走る脊髄を圧迫してしまう病気が
【後縦靭帯骨化症】です。
後縦靭帯骨化症は日本では難病に指定されています。
この病気は中年以降、特に50歳前後で
発症される方が多く男女比では
2:1で男性に多い疾患です。
・原因
後縦靭帯骨化症が発症する原因は
明確には特定されておらず、
複数の要因が関連し発病すると考えられています。
関係する要因として、
年齢・遺伝要素・糖尿病・肥満・外力
カルシウムやビタミンなどの代謝異常、ストレスなど
様々な要因が関係するとされていますが
原因の特定には至っておりません。
・症状
頸椎の後縦靭帯骨化症ではほぼ無症状のまま
軽症で経過するタイプと
症状が現れて首や肩、背中周辺の痛みや手足のしびれ、
さらに症状が悪化するとしびれの範囲も広がり
足を動かすといった動作に障害が現れ、
手の細かい作業ができなくなるなどの症状にも繋がります。
重症化するケースでは歩行困難や排尿排便障害、
自律しての生活が困難になるケースもあります。
・検査法
後縦靭帯骨化症の基本的な検査は
エックス線検査やCT、MRI検査を行います。
無症状のまま経過する方も多くおられ
偶然何らかの検査の際に
骨化が発見されるケースもありますが、
そのまま骨化に気づかず無症状のまま
生活をされている方も少なくありません。
しびれなどの症状が出ている場合は
神経の圧迫の度合いを測る為
MRI検査を行うこともあります。
・治療
症状が軽症で病気の進行が無ければ
基本的には経過観察となります。
排尿排便障害や歩行困難など重症化する場合は
神経の圧迫を抑える為の手術を行う場合もありますが、
手術を行ったからと言って完全に症状が
無くなるわけではありません。
・予防や注意
後縦靭帯骨化症は完全に予防することはできませんが
注意しなければいけないことはあります。
頸椎での後縦靭帯骨化症では
転倒や首への外力で出ていなかった症状が現れたり
進行が悪化する可能性もある為
怪我をしないよう日常生活でも気を付けましょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございましたm(__)m
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