こんにちは。
東心斎橋整骨院・はりきゅう院副院長の黒岩です。
今日のテーマはお灸についてです。
お灸をすれば“温かい”、もしくは“熱い”
というイメージをお持ちの方が多いと思います。
そこで今回はなぜ、
お灸に効果があるのかを説明します。
皆さんはお灸のイメージは
どういった効果を想像するでしょうか?
大半の方が温かい、温めて痛みを改善する、
といったイメージではないでしょうか?
実際にお灸により温められた部位は
血管が拡張し免疫物質が血管外へ出やすくなり
怪我など損傷が治りやすく効果が期待できます。
ただお灸以外にも
物理的に温める手段は少なくありません。
温めるだけなら遠赤外線などを使えば
お灸よりも広範囲に照射でき
温熱効果も得ることができます。
温熱効果だけではない
お灸独自の効果があります。
それは香りです。
お灸で使うモグサ(艾)は
乾燥させたヨモギの葉を精製したものです。
ヨモギに含まれる“シネオール”という成分が
モグサを燃焼した時の香りと関係します。
シネオールの成分は
ローズマリーやローリエなどの葉にも
含まれています。
ただの温熱効果ではなく
やわやかでスッキリとした芳香による
リラックス効果が期待できます。
人間の五感のうち嗅覚と視覚は
脳への影響が特別に大きいと考えられています。
お灸は温熱効果にプラスして
芳香によるリラックス効果が
嗅覚を介して脳へダイレクトに伝わり
痛みの抑制や免疫・代謝機能を働かせ、
さらにリラクゼーション効果により
心地良さを得ることができます。
お灸はまさに心身共に
リラックスできる治療法です。
最近では“お灸女子”という
呼び名もあるほどお灸が広まっているそうです。
お灸は冷え性やむくみ、婦人科疾患などに
とても有効です。
是非、この機会に心身共に
リラックスできるお灸を
据えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂き
ありがとうございましたm(_ _)m