自転車を走行中、車やバイクの運転中、その他歩行時でも予期していなかった瞬間に起こり得るのが交通事故です。
交通事故での怪我は事故の直後は精神的にも緊張状態にあり、骨折など目に見える怪我が無ければ気付きにくい場合も有りますが、受傷時にかかる大きな衝撃は時間が経つにつれて痛みや精神的なストレスとして現れるなど症状が長引きやすいと言った特徴があります。
交通事故の被害に遭った際は事故直後に痛みや症状を感じていなかったとしても出来るだけ早く病院(整形外科)を受診するようにしましょう。
当日や翌日に受診することができない場合でも1週間以内、遅くとも2週間以内に必ず受診することが望ましく、病院と整骨院を並行して通院する際は医師に整骨院へ通院する許可をもらいましょう。
医師の許可が無く整骨院に通うと整骨院等での治療費が相手方の保険会社から支払われない可能性も有るので必ず医師の許可をもらいましょう。
東心斎橋整骨院・はりきゅう院でも交通事故の施術は勿論のこと保険会社とのやり取りや日常生活でのアドバイスも患者様の身体的、かつ心理的な負担とならない様しっかりと行わせていただきますので些細なことでもお気軽に当院スタッフへお気軽にご相談下さい。
交通事故による怪我で多い症状とは?
交通事故による怪我で重症・軽症共に圧倒的に多い損傷部位は「頚椎」です。
頭部の外傷や骨折といった目に見える様な怪我も起こりますがそれと併発して頚椎の症状を伴うことが多くあります。
頚椎に起こる症状として代表的なものがいわゆる「むち打ち」です。
図でもわかるように交通事故で負傷した方の8割がむち打ちを含む頚部の怪我を発症します。
頚部以外には腰の痛み・頭痛・めまい・手足の痺れ・身体全体の倦怠感吐き気や消化器系の不調・自律神経の乱れ等様々な怪我や不調が起こり得ます。
むち打ち症(鞭打ち・ムチ打ち)の症状とは?
むち打ちの正式な傷病名は「頚椎捻挫」や「頚挫傷」、もしくは「外傷性頚部症候群」などと呼ばれるものの総称です。
交通事故の原因で最も起こる事故は「追突・衝突事故」です。
後方から不意に追突された場合強い衝撃で体だけが先に強制的に前に動き頚部は後方へ過伸展しその後反動で前方へ過屈曲を起こします。
前方からの衝突では頚部は前方へ過屈曲した後反動で過伸展します。
その際に首が鞭(ムチ)の様に前後にしなる様に激しく動くことで筋肉や靭帯、骨や軟部組織の損傷を受けることで「むち打ち」と呼ばれます。
むち打ちの症状は首から肩、背中にかけての痛みの他首が前後左右に動かせない、頭痛がする、といった症状が現れます。
その他事故直後はあまり症状が出ていなくても時間が経つにつれて肩こりやめまい、吐き気、腕や手指の痺れ、耳鳴り、睡眠障害や全身の疲労感などストレスや不安など自律神経の乱れも伴った症状が起こることも少なくありません。
それらの全身症状がみられる場合は「外傷性頚部症候群」と呼ばれます。
これらの症状は交通事故の衝撃による首やその周りの筋肉や靭帯の損傷なのでレントゲンを撮っても骨折や脱臼などはみられません。
むち打ち症は交通事故だけでなくスノーボードでの激しい転倒時やアメリカンフットボールなど激しいコンタクトスポーツの衝撃でも起こり得ます。
むち打ち症は発症直後の程度にもよりますが症状が重い場合は安静を図る為首のコルセットや頚椎カラーを装着することもありますが必要以上に安静にし過ぎず早期に施術を開始することが早期改善の近道となります。
やむを得ず事故後早期に病院への通院が困難な場合は市販の湿布薬等を使用し安静を図りましょう。
交通事故による怪我の特徴とは?
交通事故による怪我の特徴としては自身が予期せぬ状態で起こることにより防御反応も取りづらく普段では痛めないような箇所まで痛めてしまうことが少なくありません。
その為症状の程度や個人差もありますが怪我が治るまで3~6カ月と症状が長引くこともあります。
交通事故によるむち打ちを含む怪我は事故後時間が経過すると共に悪化していく事もある為受傷後は速やかに病院で検査を行い痛みの悪化や症状の長期化を防ぐ為にも早期に適切な施術を受けることが望ましくお早めにご相談ください。
また交通事故による怪我は痛みだけでなく「被害にあった」という感情もあり精神的なストレスを生じます。
怪我や痛みにより仕事や学業、家事などの日常生活にも影響を及ぼし元々正常に出来ていたことに不具合を感じることで症状が長引けば長引くほど強いストレスを感じます。
さらに事故の程度や状況によっては運転をすることへの恐怖心や事故を思い出すことによって「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」やうつ病・パニック障害を発症するなど外傷による痛みだけでなく日常生活にも不安が残ることが少なくありません。
交通事故にあってしまったら
交通事故が発生した場合自身が被害者であっても加害者であってもまずは安全の確保や救護を必ず行いましょう。
事故の現場から安全な場所へ移動させ後続車による衝突など二次災害を防ぎます。
怪我の程度がひどい場合は救急車の手配も必要になります。
①まずは警察に届け出をしましょう
交通事故の被害者であっても加害者であっても事故の大小や怪我の有無に関係なく警察に届け出が必要です。
交通事故の事実を警察に届け出をすることにより「交通事故証明書」の発行を受けられます。
この証明書は保険の手続きにおいても必要となりこれが無いと自賠責保険も任意保険も受けられなくなります。
②加害者との連絡先交換を行いましょう
加害者との連絡先の交換は加害者の逃亡を防ぐ意味もあり、また事故直後は痛みを感じていなくても後から痛みが出てくることもあります。
その際に加害者の連絡先がわからなければ加害者側の保険を使うこと出来ず治療費を自身で負担し通院することになってしまいます。
必ず相手方の「氏名」「住所」「連絡先(業務中であれば会社の連絡先も)」「任意保険の有無(保険会社の社名・証明書番号)」「車のナンバー」等出来る限り情報を収集しましょう。
もしも加害者が逃亡した場合などは目撃者がいれば目撃者の証言もトラブルなど重要な証言となる為目撃者の連絡先も聞いておきましょう。
③保険会社に連絡をしましょう
保険会社に連絡をとります。
交通事故により自身が怪我を負った場合治療費や入院費は加害者側の保険会社によって支払われます。
また状況によっては自身の保険会社を使用することもあるので自身の任意保険会社へも連絡を行いましょう。
1.加害者側の保険会社への連絡
自身が交通事故の被害者になってしまった場合、加害者が任意保険に加入していれば加害者側の保険会社から治療費の支払いや車の損壊、身に着けていた腕時計の破損にかかる修理費などを請求することが出来ます。
まずは加害者から保険会社に連絡を入れ事故の内容や被害者自身の連絡先を伝えてもらいます。
その後加害者側の保険会社から連絡があり事故の内容や怪我の状態、通院先の病院の情報を伝えます。
既に通院しており治療費を負担している場合は清算の手続きが可能でそれ以降の治療費は保険会社が直接病院に支払うことになります。
2.自身の保険会社への連絡
自身に交通事故の過失が無い場合でも自身の加入している保険会社から補償を受けることができる場合も有る為自身の保険会社への連絡も忘れずに行いましょう。
東心斎橋整骨院・はりきゅう院での交通事故治療の特徴
当院では交通事故による怪我の施術やリハビリ、早期回復を専門的に行っております。
大阪市の中心である心斎橋駅・長堀橋駅近くに位置する当院は交通事故によるむち打ちやその他事故に関連する怪我に対する施術を多数行っております。
また、交通事故に遭われた際は警察や保険会社との対応や必要な手続きも多くあり、慣れない作業や痛み・不安に対するストレスを感じることも少なくありません。
患者様が交通事故による怪我や通院が初めてであっても当院では問診の時間を長く頂戴し事故の内容やお体の状態、施術内容や期間、その他警察や保険会社とのご対応などしっかりと説明・アドバイスをさせて頂きます。
当院はむち打ちの施術を得意としております
交通事故による怪我ではむち打ちなどの外傷以外にも激しい衝撃により背骨や骨盤の歪みが起こることも少なくありません。
さらに人間は痛みや不具合があるとそれを庇うような姿勢や行動をとるようになりそれらの疼痛緩和姿勢や筋肉の過度な緊張によりさらに姿勢が悪くなることで歪みが生じ別の箇所まで痛くなるなど悪循環に陥ります。
当院では早期回復、治癒を目指すため個々の症状に応じレントゲンでは写らない筋肉や神経、骨の歪みなどを筋力テストや可動域テスト、視診や触診、様々な徒手検査法により検査を行いより細かくお身体の状態を把握し鍼灸治療や無痛整体、筋膜リリース、ストレッチ、テーピングや物理療法などを組み合わせ複合的な施術を行います。
事故直後は痛みが強く患部を直接触れて刺激を与える様な施術を行うとかえって痛みを悪化させる場合もあります。
鍼灸治療は鍼を刺すことで直接痛みの原因となる筋肉へアプローチすることが可能なのでむち打ち直後の首の動作時の痛みを早期改善に導くことが可能です。
また鍼灸治療が苦手な方には無痛整体という他院にはない当院独特の子供から妊婦の方でも受けられる特殊な手技により低刺激での施術も可能です。
必要に応じ受傷部位の圧迫や関節の固定、患部の動揺の防止や筋肉のサポートのためにテーピングや包帯も用います。
早期に痛みの軽減をはかり骨格の歪み等将来への後遺症を残さない施術の他、事故に伴う頭痛・しびれ・吐き気・めまいなどその他不定愁訴への施術も得意としております。
また交通事故の怪我により仕事や学業・家事への不安や怪我に対する理解を得られないストレス、事故の記憶やトラウマにより起こる精神的な運転恐怖症・情緒不安定やうつ病、心的外傷後(PTSD)など自律神経の乱れに対するアプローチも無痛整体により頭蓋骨のゆがみによる脳脊髄液の循環不良の改善、内臓の位置異常による各器官の機能不良の改善へアプローチし自律神経症状にも対応することが可能です。
当院は毎月数多くの交通事故患者様の施術に携わってきた経験・実績により一人ひとりに最も合った施術方法を提案させて頂きますのでお気軽にご相談ください。